山田参助「ラムネイッキ」

山田参助「ラムネイッキ」

 

出版社:古川書房
発行日:2008年08月
ISBN-10:4892364169
ISBN-13:9784892364167

 

出てから15年経つんだね。

その当時は特に購買欲をそそられなかったんだけど、「さぶ」などのホモ雑誌に載っていたのをよく見ていたので、いよいよ単行本が出るくらい人気者になったんだなと思った。

 

数年経ってから妙に読みたくなって、まだ「あれよ星屑」が連載される前で、探したけれど見つからず。

 

出版社に問い合わせても再版の予定なく在庫もなし。

 

古本屋に行っても、この手の本はほぼ流通していないのでネットをちら見してみるととんでもない高値がついていた。

 

10万円だったかな。

 

読みたかったけれどもともと2千円くらいの本だし、10万円は出せなかった。

 

さきほどネットで探してみたら10万より安くなっていたけれど、それでも万単位だった。

 

内容が内容だけにどの出版社も(いくら「あれよ星屑」が大ヒットしたからといって)そう簡単に権利を買って売り出すわけにもいかないだろう。

 

あーあ、読みたいなあ。

 

ぼくがまだ悶々としていた頃のあれこれを思い出す懐かしい作品群なんだよね。

 

まだ読んだことのない作品も載っているし。

 

せめて5千円くらいで中古本が売りに出されてないだろうか。

老後の資金と合法的な安楽死

人によって「金融リテラシー」はそれぞれ。

 

自分は60歳で定年した時に「しばらくのんびりしてから再就職先を見つけよう」とのんきに構えていた。

 

老後といっても何歳でしぬか誰にもわからないし、その前にいわゆる「健康年齢」を過ぎて自分でなにもできない状態になるかもしれない。

 

いったい何年後のことまで考えておく必要があるのか。

 

ぼくらは男と男の連れ合いなので男女の夫婦とは人生設計において考え方が一致しない部分が多いだろうけれど、しぬ日時がわからないのは一緒。

 

男女の夫婦でも子供を持つ持たないの選択はあるし、男女にかかわらず同性カップルでも養子やいろいろな方法で実子を持つケースもあるから一般化はできないわけだし。

 

ぼくらの場合は二人ともあまり将来のことを考えていなかった。

 

話はループするが、そこで「いったい何年後のことまで考えておく必要があるのか」だ。

 

自分の係累を見渡すとだいたい90歳くらいまで元気だった人が多い。

 

仮のことになるけれど自分もそのくらいまで生きるとしよう。一年に必要な金額にそれまでの年数を掛けると、ある金額が算出される。

 

うーむ、現時点でそんなにお金は持っていない。

 

年金を考えても無理。

 

先日ひょんなきっかけからとある証券会社の人と知り合い、老後の資産のための資産運用についてレクチャーを受けた。

 

今まで株や債券について無知であった。

 

株と聞くと刻々と変化する市場に一喜一憂して人生を破滅させたデイトレーダー的な不穏なイメージしか持っていなかった。

 

ほかの人、特に基本的に独り身の多いゲイは経済面において老後をどう考えているのだろう。

 

自分は勉強を始めたばかりだけれど、だれか一緒に勉強してくれる人がいれば力強いとは思う。

 

ただし同年代で、かつ経済環境が同程度の人で。

 

ま、そんな人いないよな。

 

ひとりでこつこつやるしかないか。

 

で、その流れで「経済的にうまくゆかなかった時のために安楽死という方法があるといいな」と思ったりするのであった(希望するのは合法的な安楽死ですよ、あくまでも)。

 

安楽死についてはまた別の機会に。